384:雨上がり弁当

凄い雨だった。 ビルの中から外を見ると真ん中辺が赤くなった白い折り畳み傘を両手で支えながら暴風雨の中を進んで行く女性がいた。 降水確率は18時まで80%18時から10%となっていた。 午後4時頃、1階のポストにつく 内側から社長の運転手が「雨、やんでるんすかね?」聞かれて外に眼をやると雲が切れて青空が覗いていた。 「夕方にはやむって言ってたんすけどね。」「ああ、いいです。ありがとう」と…

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