373:どうして弁当

朝、4時 何時もなら宿題を終えた娘が眠りにつく頃に 何時ものように僕は布団から出て体温を計り始める。 昨晩も夕飯も食べずに寝てしまったようだ。 何時もなら真夜中に娘を起こし、宿題を一緒にやり、4時前に風呂に入って寝る。 「この行為が気掛りで眠れないから規則正しく食事をしてキチンとした生活をしなさい」とLINEを送った。 妻から思いもかけず「何時も気にしてくれてありがとう」と言う返信が…

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372:二度寝弁当

二度寝によって何時もの5時10分の始発を諦めて歩いている。 次は5時25分だろう。もしかするとコロナの影響で変わっているかもしれないと言う恐怖にかられながら駅への道を急ぐ。 こう言う時はあまり寒さを感じないな。 と言いたいところだがスマホを打つ手は凍結寸前のような気がする。 3時50分に目覚まし時計を止めたのは覚えている。 真っ暗でそのまま寝てしまった。 あれ?35分か?何時もなら朝…

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371:小雨弁当

「どのくらい降っているのかな?」と漆黒の空を見上げる。 「降ってないか、今のうち駅まで行っちゃおう。」と思い歩き出すとビニール傘をさしている人とすれ違う。 街灯に照らしてみると結構な密度の小雨がぱらついている。 折り畳み傘を出してさす。 毛糸のハンチング、ネックウォーマー、両手には手袋、フード付きのダウンを着ると小雨を感じる事はなかった。 でも、やっぱり濡れたくないんで小さめの折り畳み…

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